vini naturali ~ 自然派ワイン
テロワール(≒土地や気候などの特徴)を表現する為に人の手を出来るだけ介在させずに作られたワインが自然派ワインです。
例えば地域に自生している野生酵母を使うことにより、葡萄にストレスを与えず無理なく自然に醸造させることができるので、葡萄本来のポテンシャルをワインから感じる事ができます。
また瓶詰め時にフィルターを通さない事により、ワインの旨味をしっかりと残す事ができます。
もちろんノンフィルターでは雑味が残ったり、ワインの透明度が損なわれるというワインの教科書からするとデメリットとされる部分もありますが、それらも含めて本来の葡萄のポテンシャルが楽しめるというところが自然派ワインの楽しみ方の一つでもあります。
自然派ワインの定義は曖昧な部分もありますが、カーサブォーナでは以下の条件を満たしているワインを自然派ワインとしています。
◯ ブドウは、有機・ビオデナミ農法で栽培されたものを使用。
◯ 野生酵母で発酵:
その土地に自生している微生物の力を借りて発酵させると、野趣に富むワインに仕上がり、テロワールをより強くワインに反映させることが出来ます。
◯ ノンフィルター・無清澄(せいちょう)
◯ 亜硫酸塩は無添加または最小限の添加。
【NOTE】 清澄とは?
ワインはアルコール発酵を終えたあと濁っています。
この濁りを取る清澄剤として卵白やゼラチンなどの物質を入れ、濁り成分と結び付かせることにより濁りの元になる成分がタンクの底に沈殿します。
これである程度濁りの取れた綺麗なワインになるのですが、沈殿した成分の中には旨味成分なども含まれるため、自然派の生産者は清澄を行わない場合が多いです。
また、自然派以外のワインも含めカーサブォーナで扱っているワインは以下の点にも配慮されています。
◯ オーガニック、ビオディナミ農法で育てられた葡萄を使用(可能な地域では)
◯ 葡萄はその地域で伝統的に作られている土着品種
◯ 手摘み収穫
◯ 補糖や補酸していないワイン
◯ ウッドチップや濃縮液などで人工的にフレーバーを加えていないワイン